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2016年度公務員試験受験者体験記

公務員試験受験の経験に基づいて、公務員試験の勉強法やコツ、オススメの参考書を紹介しています

公務員試験の受験勉強にかける時間の話

公務員試験の合格に必要な勉強時間とは?

よくありがちな質問で、「公務員試験の合格に必要な勉強時間ってどれくらいですか?」というものがあります。正直、この質問に対して適切な答えを用意するのは難しいです。それぞれの人がどのような能力や知識を持っているか、あるいはどのような試験種を目指すかによって異なってくるからです。

法学部・経済学部か、そうでないか

もちろん試験種にもよりますが、主に法学部・経済学部かそうでないかでは公務員試験の合格に必要な勉強時間は変わってきます。やはり専門試験が課されている試験種では法学・経済学の出題は大きなウェイトを占めており、これらについて大学で学べている場合には相対的に有利といえます。

ただ、これは見た目の勉強時間の量が違うというだけで、大学の講義やテスト勉強の時間を考えると結局は同じ量の勉強をしていることにはなるのですが。

国語・英語・数学が得意か、そうでないか

国語・英語が得意である場合、基礎能力試験で大きなウェイトを占めている文章理解での得点が期待できます。文章理解は比較的得点が安定しやすく、点数勘定が容易になります。その点で、コスパの悪い勉強に手を出さずに済み、結果として勉強の負担は若干減らせます。

komuin2016.hatenablog.com

 

数学が得意である場合には数的処理系科目での得点が期待できます。苦手にしている人が多く、また改善することにも時間が掛かる分野なので、その分野を得意にできることは非常に大きな意味があります。

komuin2016.hatenablog.com

komuin2016.hatenablog.com

 

ただ、これらの科目が得意であるからといって即これらの科目で得点できるというわけではありません。公務員試験ならではのコツも必要になってきますし、独特の問題形式にも慣れる必要があります。決して問題演習を積極的にしなくてもよいということではありません。

国語・英語・数学が苦手である場合

逆にこれらの科目が不得意であるとか、あるいはほとんど勉強したことがないとなると、やはり不利であることは否めません。

しかし、公務員試験の合格に必要な勉強は限られているので、何も高校数学を全部やり直すとかそこまでの必要はありません。ただし、自覚があるのであればその分野は人よりも早めに、かつ厚めに時間を使うという戦略は当然必要になってくるでしょう。

また、数学が苦手であるという人は案外たくさんいますし、数的処理を苦手にしている受験者もたくさんいます(私もその一人でした)。危機感を持つことはもちろん大事ですが、最初から諦めないようにしましょう。 

私が公務員試験の受験勉強にかけた時間

時間管理アプリ Toggl

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私は『Toggl』という時間管理アプリを使用して勉強時間を管理していました。
日々の勉強時間を記録し、後に振り返り分析することによって勉強の見通しが立てやすくなるのももちろんですが、意識的に集中することの助けにもなり有用です。詳しい使い方等は別のブログの記事に譲ります。

他にも時間管理のアプリはありますし、最悪ストップウォッチとノートがあれば管理はできます。

webkikaku.co.jp

私なりの「勉強時間」の定義

私は、『勉強時間』とは机に向かっていた時間を指すのではなく、実際に集中して勉強していた時間のことを指すと定義しました。

したがって、勉強中にトイレに立つ時間や、水を飲む時間、少し窓の外を見る時間、スマートフォンを触る時間などなど、これらの時間は全て勉強時間に含みません。そのような行動を取る際には時間管理アプリのタイマーを止めます。

そうすると、以下の画像のようになりました。これは2016年4月ごろのTogglのログになり、勉強時間を記録したものになりますが、いかに集中できていなかったかがよくわかるものになっています。

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ちなみに自分の意識としてはこれでも朝から夕食までは机に向かっていたつもりになっています。実際に集中していたのは最初の頃は机に向かっていた時間の6割程度、自分の集中力の限界を掴んでからは8割程度タイマーが回るようになりました。

それでも10時間が限界でしたし、そんなにタイマーが回った日は本当に疲れ果てていた記憶があります。国家総合職一次試験の直前の1週間はそんな感じでしたが、その後燃え尽きて勉強時間はガタ落ちしました。勉強することも大事ですが無理しないほうがよいですね。

では実際に私はどれだけの時間公務員試験勉強していたのか

私の勉強目標と当初の属性、結果

私は公務員試験勉強の目標を国家総合職試験(大卒・法律)最終合格と定めていました。私は法学部に在籍しており、国語は得意でしたが英語と数学は苦手でした。ただし、数的処理の中でも判断推理の問題は得意でした。

結果としては国家総合職試験に最終合格しています。

必要だった勉強時間

Togglで勉強時間をトラッキングし始めたのは2016年の2月下旬頃からです。そこから勉強が一段落する2016年6月まで、私の勉強時間(予備校講義含め)は413時間です。

予備校には2015年の夏頃から通い始めましたし、2016年の1月頃からは本格的に勉強していました。そうすると+400時間くらいはトラッキングしていない勉強時間があったと考えてよさそうです。

そうすると、だいたい800時間くらいは公務員試験の勉強wしていたということになりそうです。さらに私は法学部生でしたので、大学での勉強を考えるとやはり1000時間くらいは公務員試験につながる勉強をしていたのではないかと思います。

科目別の勉強時間

Togglでトラッキングしていた限りの科目別の勉強時間をみていきたいと思います。

行政法 86時間
憲法 72時間
民法 70時間
刑法 27時間
労働法 26時間
時事 19時間
数的推理 17時間
人文科学 17時間
財政学 16時間
判断推理 11時間

10時間以下の一部科目は省略していますが多い順に並べてみました。時事については予備校の講義時間が一部含まれているかもしれません。

憲法民法行政法は二次試験の勉強時間も含まれています。しかし、この3科目で全体の勉強時間の50%を費やしています。一般的な時間配分としては民法行政法を厚く、憲法は薄くというのが定番かなと思いますが、私は憲法が苦手で民法が得意だったのでこのような時間配分になっています。

刑法・労働法・財政学は国家総合職試験の選択科目として選択するつもりで準備していました。合わせて70時間程度の軽めの勉強で合計6点以上見込める科目です。なお国際法は海洋法分野だけやってた記憶があります。出なかった気がしますが。

時事にはかなり注力していました。その他の知識科目より出題数が多い上範囲もそこまで広くないため、コスパが良いと考えたからです。実際の試験でも時事の問題ではおいしい思いをさせてもらいました。

数的推理と判断推理に関してはトラッキングを始めるまでにやるべきことは済ませていたので、あとは日々の問題演習で力を維持していたという程度の勉強時間です。

人文科学については地理・思想・世界史を勉強していました。地理・思想は負担が軽かったので出れば儲けものだと思っていました。世界史については受験勉強で扱ったことがあったのでいちおう勉強しましたが、文化史のみやりました。ちなみに実際の試験では17時間かけて1点拾えたかどうかというところです。コスパ悪いですね。

おわりに:公務員試験合格に必要な勉強時間(私見)

国家総合職試験ならば1000時間は欲しい

前半部分で必要な勉強時間は一概には言えないよということと、後半部分で実際の私の勉強時間の内訳を見てもらいました。

もちろん私の勉強の仕方も今思うと無駄があったなあとか色々と思うところはありますが、やはり国家総合職クラスの最終合格を見込めるためには1000時間前後の勉強時間は必要になってくると思います。

国家一般・地方上級ならば800時間前後くらい?

国家一般・地方上級クラスになると、国家総合職ほどの記述対策が必要ではないことと、難易度的に難しい論点まで拾う必要がないため、800時間くらいでなんとかなるのではないでしょうか。私はこちらの勉強はしていないので想像にはなりますが。

もちろん先に述べたように個々の属性や能力によって異なってきますが、いちおうの目安として参考にしていただければ幸いです。

日々コツコツ勉強することの大切さ

1000時間とか800時間とか聞くとなんだか途方もない数字に聞こえますが、もし仮に大学3年生の4月から大学4年生の受験期まで日々コツコツ勉強したとしましょう。

そうすると、1日3時間勉強すれば容易に1000時間は突破できます。1日3時間であればバイトがあってもサークルがあってもなんとかなるレベルだと思います。もちろん、実際には毎日はできなくて、どこかで5時間とか帳尻をあわせていくことにはなるでしょうが、それでも不可能な数字ではないですよね。

正直この日々コツコツ勉強することができる人こそが、合格に必要な才能である気もします。始めのうちは大変かもしれません。私も勉強が苦しくて途中で息切れしたり、まったく手につかなかったこともありました。

それでも、やはり公務員試験に合格するためには、コツコツやっていく他ありません。
適度にリフレッシュしながら、債務を溜め込まないように日々コツコツ勉強していきましょう。

komuin2016.hatenablog.com

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