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2016年度公務員試験受験者体験記

公務員試験受験の経験に基づいて、公務員試験の勉強法やコツ、オススメの参考書を紹介しています

『数的推理・判断推理がみるみるわかる! 解法の玉手箱』数的処理最初の一冊としては良いが…

数的推理がみるみるわかる! 解法の玉手箱 改訂第2版 (公務員試験)

数的推理がみるみるわかる! 解法の玉手箱 改訂第2版 (公務員試験)

 
判断推理がみるみるわかる! 解法の玉手箱 改訂第2版 (公務員試験)

判断推理がみるみるわかる! 解法の玉手箱 改訂第2版 (公務員試験)

 

最近改訂されており、表紙も似ているため古本屋で購入したりメルカリで購入したりする時には注意が必要です。

数的処理対策として定番になった「解法の玉手箱」シリーズ

公務員試験における数的処理(数的推理・判断推理)というものは得意な人の方が少なく、ほとんどの人は苦手意識を持っている分野だと思います。私もその一人でした。

しかし、この数的処理ができるかできないかでは公務員試験の合格の難易度が大きく変わってきます。数的処理ができない人は合格水準に達するために、コスパの悪い勉強である知識系科目や、専門系の科目でニッチなポイントを拾う必要がでてくるからです。

ということで数的処理の対策は必須ということになってきますが、その際に必ずといっていいほど挙げられるのがこの「解法の玉手箱」シリーズです。私自身もお世話になりました。

問題に対する解説がくどいほど丁寧

「解法の玉手箱」シリーズに収録されている問題に対する解説はかなり丁寧で、1問に対して1ページ~2ページほど割かれているものもあります。スーパー過去問ゼミなどの問題集ではさっさと済まされてしまう部分も解説されており、数的処理が苦手な人間にとってはありがたいものがあります。

また、解法自体も正攻法といえるものであり、いわゆる小手先のテクニックなどを使用していないのも良いといえると思います。

したがって、「解法の玉手箱」シリーズは、公務員試験の勉強にあたって数的処理(数的推理・判断推理)の対策の一冊目としては非常に使いやすいものとなっています。人気があるのも当然といえます。

ただしこの2冊では数的処理の対策は十分でない

地方上級・国家一般クラスを検討している場合は難易度不足

「解法の玉手箱」シリーズにも難点はいくつかあります。そのひとつがこの難易度の問題です。この点はわかりやすさとトレードオフの関係にあるので非常に難しいところではあるのですが、地方上級や国家一般クラスを検討している場合においては、この一冊だけで対策を済ませようとするのは無謀です。

この問題集では各分野数問程度収録されていますが、分野毎の最初の数問については解法を身に着けさせるという目的からごく単純かつ簡単な問題が収録されています。したがって、地方上級・国家一般で出題されるような少々難易度の高い問題の収録数が相対的に少なく、演習量として十分なものになりません。

やはり地方上級・国家一般クラスを検討している場合にはスーパー過去問ゼミ等で演習量を増やす、少々難易度の高い問題にも触れておくことが必要であるといえます。わからなければ、また玉手箱に戻って解法を確認すればよいのです。

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ4 数的推理

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ4 数的推理

 
公務員試験 新スーパー過去問ゼミ4 判断推理

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ4 判断推理

 

頻出分野ごとに攻略していくという使いみちには若干不適

この本はつくりからしても、アタマから順番にやっていくというやり方が想定されているようです。したがって、問題の解説の中でも「先ほどの○○の問題で、Aという公式は覚えましたよね。その公式を少し応用します」なんて記述が出てきます。

具体的には速さの問題と流水算の問題とかそのあたりの記述だったと思います。確かに、これらの分野は考え方がほぼ共通しており、そのような解説になるのもある意味では当然といえます。

しかしながら、頻出分野に絞って対策をしていきたいという人間にとっては、若干の使いにくさがあることは否めないといえます。

ただ、やはりそれはこの本自体の問題というよりも、使い手の問題である気がしなくもないところではありますが。

解法を「覚える」ことはできても解法を「使う」力まではつかない

私も数的処理(数的推理・判断推理)が苦手でした。
もちろんどうして苦手なのかという理由は人によって違うとは思いますが、私にとって大きかったのは、「解法は覚えているがこの問題はどの解法を使えばいいのかわからない」という点でした。このような本で勉強して過去問集にいこうとしている人、あるいはいった人も同様な感想を持つことが多いと思います。

速さの公式や流水算の公式、確率の公式や組合せの公式はわかっています。しかしながら、目の前にある問題を解くときにどの公式を使えばいいのかわからない。私にとってはこれが苦手になっていたポイントでした。

「解法の玉手箱」シリーズは、数的処理の解法を覚えることを第一の目的としている本です。もちろん、解法を覚えることは大切です。しかしながら、実際の試験においては各問題に「これは速さの問題です」とか、「確率の問題です」とか表題が付いているわけではありません。実際の試験で数的処理を解くためには、問題文からどの公式が使えるかを読み取る、すなわち「解法を使う」力も身に付ける必要があります。

ではどうすればいいか。スーパー過去問ゼミと言いたいところですが、このような問題集も問題は分野ごとに収録されています。そのこと自体は、分野別に対策を立てて解法を覚えるという意味では有用ではあります。しかしやはり「解法を使う」トレーニングにはなりません。

したがってやはりこの部分については、各種過去問集や予備校が実施している模試を活用して対策するしかなく、本書においては不十分であるといえるでしょう。
ただ、これは「解法の玉手箱」シリーズが悪いということではなくて、そういうことを目的としている本ではないということに過ぎません。使う側としては、このシリーズだけでは十分でないという認識を持っていればよく、何もこの本を使うな!ということではありません。

具体的な数的推理・判断推理の勉強法について

komuin2016.hatenablog.com

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