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2016年度公務員試験受験者体験記

公務員試験受験の経験に基づいて、公務員試験の勉強法やコツ、オススメの参考書を紹介しています

公務員試験の勉強法 - 行政法の勉強法

公務員試験の勉強法 行政法

行政法の勉強法

行政法」は存在しない

まず「行政法」という名の法律はありません。行政に関係する法律を総称して便宜上「行政法」とまとめているだけです。したがって、行政法に分類される法律は数え切れない程あります。

行政関係の法を包括した概念なので、イメージしにくい

行政と一口にいっても様々な活動を行っているので、それらを法学的に説明しようとするとどうしても抽象的な説明にならざるを得ません。したがって行政法イメージがつきにくく、かなりとっつきにくい印象を持つことになるでしょう。

例を挙げると、行政事件訴訟法取消訴訟の訴訟要件として「処分性」と呼ばれるものが必要なのですが、この「処分性」の定義は、判例によると「行政庁の法令に基づく行為のすべてを意味するものではなく、公権力の主体たる国または公共団体が行う行為のうち、その行為によって直接国民の権利義務を形成しまたはその範囲を確定することが法律上認められているものをいう」とされるのですが、何がなんだかさっぱりわかりません(ものすごく重要な部分ではあるのですが)。

行政法を現実の問題に当てはめること - 判例の重要性

実際のところ、この「処分性」の概念を理解するためには判例にあたっていくしかありません。したがって、そもそも抽象的な行政法という分野は、憲法民法と比べて現実の問題=判例の重要度が高いです。そうしないと理解できないからです。

とはいえ択一試験でしか行政法を使わない場合では、判例百選なんて読んでいられないので、やはり繰り返しの演習を通じて徐々に輪郭を身に着けていくしかありません。

行政法の具体的な勉強法

行政法で定評のある予備校本は無いが、読まなければやっていられない

初学者は憲法民法と同様に概説書から入っていくことをオススメしますが、行政法分野では定評を勝ち得ている概説書はありません。
そもそもが解説しにくい分野ですのである程度は仕方ないのかもしれません。しかしながら、初学者がいきなり問題集に突っ込んでいっても行政法総論の霧の中で迷ってしまいそうな感じもあります。いくつか候補は載せておきますので立ち読みしてみて、わかりやすそうであれば購入してみると良いかもしれません。

寺本康之の行政法ザ・ベスト プラス

寺本康之の行政法ザ・ベスト プラス

 
新谷一郎の行政法まるごと講義生中継 第3版 (公務員試験 まるごと講義生中継シリーズ)

新谷一郎の行政法まるごと講義生中継 第3版 (公務員試験 まるごと講義生中継シリーズ)

 
行政法の問題集

演習本としてはいつも通りスーパー過去問ゼミを推したいところですが、行政法に限っていうとクイックマスターの方が支持される傾向にあるようです。
憲法民法と同様に何度も繰り返して解くことが効果的ですが、特に行政法は抽象的な表現も多いため、解説部分をしっかりと読み込み、理解しようとする努力が必要です。ふんわりと理解している気になっていると足元をすくわれることになりかねません。

公務員試験 過去問 新クイックマスター 行政法 第6版

公務員試験 過去問 新クイックマスター 行政法 第6版

 
公務員試験 新スーパー過去問ゼミ4 行政法

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ4 行政法

 
基本書はやはり行政法でも不要

行政法でも基本書は不要です。行政法の基本書として評判がよいものはいくつかありますが、どれも公務員試験で行政法を勉強するのには向いていません。

いちおう気になる方向けに比較的わかりやすいものを紹介しておきますが、論述対策用としても使いにくいものがほとんどです。 

私の通っていた予備校では塩野行政法を読んでいた人なんかもいましたが、あんなのは無駄な勉強そのものです。真似しないようにしましょう。

行政法 第5版

行政法 第5版

 
行政法 第3版 (LEGAL QUEST)

行政法 第3版 (LEGAL QUEST)

 

komuin2016.hatenablog.com

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