読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

2016年度公務員試験受験者体験記

公務員試験受験の経験に基づいて、公務員試験の勉強法やコツ、オススメの参考書を紹介しています

公務員試験予備校のメリットと期待はずれだった点

公務員試験の勉強法 公務員試験予備校

私は公務員試験受験にあたって某公務員試験予備校を活用していました。
後輩たちから「予備校に行く必要はありますか?」という質問をかなり頻繁にいただくので、私が感じた公務員試験予備校に通うことのメリットと、期待はずれだった点をまとめてみたいと思います。

公務員試験予備校を活用することによるメリット

試験関連の情報に強い

やはり公務員試験予備校のウリはこの点になります。
講師の方々は試験関連の情報に精通していますし、併願先の選択等にも丁寧にアドバイスをいただけます。講義においても頻出分野とそうでない部分のメリハリがついており、自然に戦略的な学習をすることができます。

大学にも公務員試験受験者を対象としたアドバイザーが就職支援課等に在籍していることがありますが、予備校講師ほどの情報量を持っていない場合もあります。ただ、予備校講師が派遣されていることもあるので、その点は大学に確認してみましょう。

また、国家総合職試験官庁訪問など、かなりコアな部分の情報や、経験者の体験記等を簡単に手に入れられることも魅力でしょう。
官庁訪問はいろいろと暗黙のルールがありますので、情報を持っている人と持っていない人では大きな差が出ます。もちろんインターネット上などでもある程度の情報を得ることはできますが、明らかに間違っているものや古いもの等正確性に欠けることが多いです。
私も冊子を頂きましたが、豊富な情報量で官庁訪問以前にある程度イメージを作ることができるものでした。

より実戦的な面接指導

公務員試験予備校ですので、面接の評価に関する情報も持っています。
面接指導においても、実際の評価項目に合わせて評価してもらえることもあります。

大学でも同様の面接指導が受けられることもありますが、ある試験種に特化した形で対策が行われることは少ないです。

同じ目的を有する横のネットワークを構築できる

これは予備校校舎に直接通学し、講義を受けるというスタイルで受講する場合に限られるのかもしれませんが、やはり同じ目的を有する人たちとの関係を築くことができるのが、公務員試験予備校を活用する上での大きなメリットであると感じました。

同じ目的を有する人たちの中で自分の相対的な位置を知ることができますし、何より様々な情報を入手しやすくなります。試験ですので最終的には自分ひとりで勝負することにはなるんですけどね。ただ、国家総合職の官庁訪問の際には待合室で少し心強かったというのはありました。

最新の試験動向・判例に強くなる

独学ですとスーパー過去問ゼミ等の各種書籍を活用することになりますが、どうしても出版まではタイムラグが生じてしまいます。
一方、予備校ですと試験の動向にリアルタイムで対応できます。出題の傾向変化ももちろんですが、最近の判例で出題されそうなものを教えてもらうこともできます。

ただ、この点は独学でも対応できないわけではありません。実務教育出版から出版されている「公務員試験ジャーナル」などを活用することによってある程度補完することはできそうです。
したがって、強いメリットとは言いにくいかもしれません。 

公務員試験 受験ジャーナル Vol.1 29年度試験対応

公務員試験 受験ジャーナル Vol.1 29年度試験対応

 
公務員試験 受験ジャーナル Vol.2 29年度試験対応

公務員試験 受験ジャーナル Vol.2 29年度試験対応

 
公務員試験 受験ジャーナル Vol.3 29年度試験対応

公務員試験 受験ジャーナル Vol.3 29年度試験対応

 

公務員試験ジャーナル、安価ですし情報量も豊富なので独学者に限らずおすすめです。予備校に置いてあることもあります。
自分で調べることもできますが、なんだかんだと時間がかかってしまうので、そのことを考えるとこのような冊子を使うことは有用といえます。

特殊な科目には強い

国家総合職試験で言うと二次試験として政策論文試験というものがあります。
しかし、このような他の試験種に類似の科目が存在しないものについては独学での対策が困難であることが多い(=適切な参考書が存在しない。あるいは指導できる人がいない)です。

このような場合でも予備校ではしっかりと講義を行ってもらえるため、対策に割く労力を抑えることができます。

論述対策が充実している

一部試験種では二次試験で論述が課される場合があります。
この論述が小論文や教養論文と呼ばれるものである場合については独学でもある程度の対策をすることが可能です。

しかしながら、専門論文で法律や経済等の科目で論文が課されている場合は別です。専門論文は独特の作法があるため、我流で論述を書いてもなかなか評価されません。
予備校ではこのような作法も教えてもらうことができますし、添削も行ってもらえます。特に添削は独学ではなかなか得られない指導です。

ただ後述しますが、講師の質によっては的はずれな添削が帰ってくることもありますけれど。

 

公務員試験予備校の期待はずれだった点

肝心の講義自体の質はまちまち

公務員試験予備校に通うことを考えるときにまず第一に考えるのは、各科目の勉強に役立つのか、というところだと思います。

確かに、優秀でわかりやすい講師が一定数存在することは事実です。しかし他方で、暗記を前提にテキストを読んでいるだけ、不必要な板書で時間を浪費しているだけ、というような講義もあります。もちろんそのような勉強法が合っている人にとってはよい指導法なのかもしれません。しかし私は、この講義(講師)にお金は払いたくないな、と思ってしまいました。

予備校講師の役割は、法律や数的処理といった科目を講師なりに咀嚼し、我々初学者に対しわかりやすく翻訳することにあると私は思っています。しかしその咀嚼という行為を怠っている講師に当たった場合や、翻訳法が自分に合っていない講師に当たった場合、結局理解するためには独学と相違ない努力が必要になってきます。

基礎能力の知識科目の講義は不要

いわゆる基礎能力試験の知識科目については、予備校の講義はほとんど不要であることが多いです。そもそも知識科目を全て勉強する必要性はありませんし、勉強しようと思っても結局のところ知識を暗記することが勉強の中心になり、咀嚼するという行為がほとんどありません。

そうすると、講師がテキストを延々と読んでいるだけの講義になりやすく、それなら自分で出来ますよ、ということになります。実際、知識科目の講義の出席者はほとんどいません。

もし仮に咀嚼することが必要になっても、各種参考書が充実しています。

多くの場合、予備校は勉強のペースメーカーにならない

よく予備校の広告を見ると、「予備校に通うことで日々勉強する習慣ができました」とか、「ペースメーカーとして講義を活かしました」なんていう話が載っていることがあります。
確かに、大学3年の頃から予備校に入校すると、1週間にいくつもの講義があるため、その講義の予習・復習をきちっと行うことができれば、そのような効果を得られることもあるでしょう。

しかしながら、たいていの人はそううまくいきません。
特に通信で受講する場合は講義を溜めてしまうことが往々にしてあります。

結局のところ、予備校に入ったからといって日々の努力が不要になるわけではありませんので、勉強を継続する努力というのは独学とあんまり変わりません。予備校の講義をペースメーカーにできる人は独学でもうまくできるでしょう。

おわりに

以上、公務員試験予備校のメリットと期待はずれだった点についてみてきました。

この記事を書くにあたっては、私が通っていた予備校以外の予備校生にも話を聞いたりしましたが、完全な正確性を担保できるものではありません。あくまで個人的な意見として参考にしていただければと思います。

予備校によっては体験入学を実施しているところもあり、無料で何度か講義を受けることができたり、場合によっては一部テキストを無料で貰える場合もあります。予備校によってもカラーは異なり、講師との相性も人によって違いますので、公務員試験予備校を検討している場合は是非このような体験入学の機会を活用しましょう。
未来への投資とはいえ安い買い物ではありませんからね。

komuin2016.hatenablog.com

komuin2016.hatenablog.com

komuin2016.hatenablog.com

広告を非表示にする