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2016年度公務員試験受験者体験記

公務員試験受験の経験に基づいて、公務員試験の勉強法やコツ、オススメの参考書を紹介しています

衆議院事務局採用一般職試験(大卒)体験記

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衆議院事務局一般職試験申込

インターネット申込みはなし

衆議院事務局の試験申込はインターネットで行うことはできず、専用の様式の受験申込書を請求する必要がありました。

請求には郵送による請求と人事課による請求の二種類がありますが、いずれにしても時間がかかる上に、記入した上で基本的には郵送しなければならないので、提出期限に余裕を持って請求しておくべきでしょう。

なお、衆議院事務局に大卒が応募できる区分としては総合職もあります。

衆議院事務局一般職一次試験(択一)

衆議院事務局採用一般職試験の一次試験は東大(駒場)で行われました。

基礎能力試験

一般的な形式で40問課されています。
知能系科目が27問、知識系科目13問だったと思います。

専門試験

40問課されており、法律科目だけでなく経済系の科目や政治学・社会学なども出題されています。雰囲気としては国家一般職や地方上級の試験に近いものがあります。

一次試験の難易度と対策

気になる択一試験の難易度は、あくまで個人的な印象になりますが、国家総合職試験(大卒法律)よりは明らかに簡単です。国家一般職と同等のレベルではないかと感じました。同じ国会職員である参議院事務局総合職よりも易しいです。

年度による難易度のブレもあるかとは思いますが、国家一般職の勉強をして、国家一般職の合格レベルに達している人にとっては問題ないレベルなのではないかと思いました。実際に地方上級の勉強をしていたのみで、模試感覚で受けに来た友人も多く通過していました。

なお、問題冊子は試験終了後回収されてしまい、自己採点はできません。

衆議院事務局一般職二次試験(専門論文)

衆議院事務局採用一般職試験の二次試験も同じく東大(駒場)で行われました。

専門論文試験

論文試験の過去問については採用試験のページに掲載されていますので、そちらを確認してみてください。憲法1題が必須で、行政法・政治学・経済学から1題を選択します。

解答用紙は科目につき1枚で裏表書けるタイプだったと思います。

科目選択については個人の好みで決めれば良いとは思うのですが、行政法については出題形式が特殊です。過去問を見て頂ければわかるかと思いますが、いわゆる一行問題や事例問題とは異なり、細かな小問形式で知識を問う問題が出されるので注意しましょう。

専門論文試験の難易度と対策

難易度的にはいろいろな評価があるでしょうが、国家総合職試験ほど難しくはないのかなという印象でした。基礎的な論点をおさえていれば、解答可能です。時間配分も大幅に誤らなければ、答案構成をキッチリして丁寧に書くだけの時間はあります。

ただし、行政法については難易度が高く、一部小問は知らないと全く書けないようなものが出ます。2016年度ですと設問1・2は情報公開制度に関する設問でしたが、論述で情報公開制度を準備していた人というのはそこまで多くないのではないかと思います。

もちろん、国家総合職試験等を考えている場合は行政法というのは必然的に深く勉強する分野になりますが、そうではない試験種を併願している場合は、行政法は回避して政治学・経済学で書くことを準備しておいたほうが楽だと思います。2016年度でいうと政治学・経済学は基礎的な論点が出題されていました。

衆議院事務局一般職試験は二次試験に限ってみれば倍率は高くないため、あまり高度な論証に手を出さずとも二次試験は通過できるのではないかと思います。

専門論文試験後に採用説明会

ちなみに二次試験が終了した後の会場で衆議院事務局の採用説明会も行われました。半分くらいの方が出席されていたように感じますが、説明会への出席の有無が直接採用に影響することはないようです。
当然、説明会に出席していればそれだけ業務の内容を知ることができ、志望動機も深まりますので、そういう意味で採用に影響することはありますが。

衆議院事務局一般職三次試験(面接)

衆議院事務局採用一般職試験の三次面接試験は、衆議院事務局の一室で行われました。
三次試験は何日かの日程に分けて面接試験が行われ、また同じ日でも受験番号によって集合時間が異なります。また、国家総合職の官庁訪問や他試験の結果が出た後の面接試験になるので、欠席者も見受けられました。

三次試験で使用する面接カードは二次試験の合格通知に同封されており、それを三次試験時に持参するという形でした。面接カードのサイズはA4で、記入する内容は衆議院事務局の志望動機や、希望する仕事内容、これまでの経験等ごくごくオーソドックスな形式のものです。

記述式の適性検査

面接の前に適性検査が行われます。

記述式である上、時間的余裕も然程ありません。自らの小学生~中学生時代の話を書くような欄もあり戸惑いました。就活に備えて自己分析をしている人は多いとは思いますが、ある程度書けるようなエピソードは用意したほうがいいかもしれません。

また、例えば「両親とは…」という書き出しで文章を作りなさい、というような面白い記述欄もありました。考えて書いていると時間が足りませんので、条件反射的に書くことになります。
適性検査は他にもいくつか受けましたが、衆議院事務局の適性検査は苦労したな、という印象です。

個別面接の内容

適性検査が終わるとしばらく待ち、1名ずつ呼ばれて面接が始まります。

面接は面接官4名(3名だったかもしれません)と受験者1名で行われます。
面接の内容は併願状況の確認といった事務的な確認から始まりました。併願先をなぜ志望しているのか、特に具体的な官庁を志望している(た)場合、どのような問題意識を有していたか等具体的なことも聞かれました。そのとき、こちら側の答えに対して更に深く掘る質問がされることもあります。

それ以降は基本的に面接カードに記入した事柄からのオーソドックスな質問が多かったように思います。他の試験種や企業と比べるとあまり印象に残ってないですね。志望動機を固めて、衆議院事務局の職務内容をよく理解しておけば、あとは普通の面接の対策をしておけば対応できるように感じました。

私の場合、面接は30か40分程度で終わったように思います。 

おわりに

以上、衆議院事務局採用一般職試験(大卒程度試験)の受験記となります。
国会職員という職種はなかなかスポットライトが当たらないということもあり、知名度は決して高くありませんが、その職務内容は魅力的なものが多く、また政治の最前線に身を置いて働くことに誇りを持てる職種であると感じます。

ただ、あくまで国会の主役は国民の代表たる国会議員ですので、国会職員は基本的には脇役の位置付けになってしまうのが、霞ヶ関の官僚とは違うところでしょうか。このあたりはどちらに優劣があるという訳ではなく、自らの適性の問題になってくるかとは思うのですが。

この記事が衆議院事務局を目指す人達の役に立てるのであれば、大変嬉しく思います。

komuin2016.hatenablog.com

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