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2016年度公務員試験受験者体験記

公務員試験受験の経験に基づいて、公務員試験の勉強法やコツ、オススメの参考書を紹介しています

『公務員試験 最初でつまずかない経済学 ミクロ・マクロ編』良著。ただし分量多し。

公務員試験 最初でつまずかない経済学 マクロ編

公務員試験 最初でつまずかない経済学 マクロ編

 
公務員試験 最初でつまずかない経済学 ミクロ編

公務員試験 最初でつまずかない経済学 ミクロ編

 

公務員試験に特化した、初学者向けの「経済学」攻略本。見やすいグラフや細かい注釈で、経済学が苦手な人も無理なく学力が身につく!

公務員試験の経済学においては鉄板の良著

結論から言ってしまえば、公務員試験の経済学分野においてこれ以上の本はないと思います(同じくらい良い本もありますが)。

本の構成として教養試験レベル(基礎)と専門試験レベル(応用)が峻別されているので、初学者でも理解し易い流れになっているのと同時に、求められている以上の勉強をすることを防ぐことができます。

また、記述自体も丁寧でわかりやすく、グラフなどの図表も多く用いられてるほか、無味乾燥な色使いでもないため、勉強することが苦痛になりにくいように配慮されています。

私は某公務員試験予備校が発行した経済学のテキストも持っていましたが、正直テキストの質としては明らかにこの本のほうが上です。独学者にとっても予備校生にとってもわかりやすく使いやすい本になっていると思います。

誤字が散見されることと膨大なページ量が欠点

しかし、この本にも欠点はあります。

書籍の発行上ある程度は仕方のないことなのですが、結構致命的な誤字・ミスがそれなりの数存在しています。既に実務教育出版の公式ページ上に正誤表が用意されてはいますが、誤字やミスが無いに越したことはないですよね。ただ、刷の新しいものでは修正されているかもしれません。私のは直っていませんでしたが。

また、丁寧な記述・説明ゆえにどうしてもページ数が多くなってしまっており、2冊合わせると700ページを超える分量があります。よって何度も通読するといったようなやり方には向いていません。

演習用の問題もいくつか収録されていますが、やはり本格的な対策としては十分ではないでしょう。

スー過去経済学と組み合わせて辞書的に活用する

個人的にオススメなのは、スーパー過去問ゼミの「経済学」と組み合わせて本書を辞書的に活用する方法です。

スーパー過去問ゼミ「経済学」自体も解説部分は良質なものですが、わからない・わかりにくい部分は本書も組み合わせて使うことによって、「つまずく」ことを極力防ぐことができるようになると思います。

このような使用方法だと、先に述べた膨大なページ量も欠点にならず、また問題演習と合わせてインプットすることができるため効果的ではないかと思います。 

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ4 ミクロ経済学

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ4 ミクロ経済学

 
公務員試験 新スーパー過去問ゼミ4 マクロ経済学

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ4 マクロ経済学

 
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『公務員試験 受験ジャーナル Vol.4』公務員試験独学者にオススメの定番情報誌

公務員試験 受験ジャーナル Vol.4 29年度試験対応

公務員試験 受験ジャーナル Vol.4 29年度試験対応

 

◆特集1 全771市 事務系試験早見表
市役所(政令指定都市を除く)の試験概要および事務系試験の試験構成をまとめました。教養試験に代えてSPI3やSCOAなどを実施している区分の試験構成も掲載しています。受験先を選ぶときの参考にしてください。

◆特集2 市役所B日程 最新過去問&解説
28年7月に実施された市役所B日程の教養試験・専門試験の実際問題を復元し、詳しい解説も用意しました。

受験ジャーナル 29年度試験対応 Vol.4 - 実務教育出版

公務員試験独学者必携のアイテム

公務員試験に予備校を使わず独学で勉強して合格を目指している方は、ぜひこの公務員試験受験ジャーナルを購入することをオススメしておきます。

予備校生ですと公務員試験関連の情報は予備校講師が定期的にアナウンスしてくれたりといったアドバンテージがある一方、独学者は公務員試験関連の情報を自ら取りに行く必要があります。

しかし、実際問題として併願先を検討するために近場の市の採用ページを探すとか、試験形式はどうなっているかとかを自分で調べようとすると案外時間がかかりますし、見落としもあります。そこで、それらの情報を整理している公務員試験受験ジャーナルを活用することをオススメします。

公務員試験独学者はこの情報誌を活用することで、予備校生に情報の面で不利な立場に置かれることを防ぐことができます。もちろん、予備校生にとっても手元においておくメリットは大いにあるでしょう。

もちろん全号買う必要なんてないので、自分にとって興味のある特集がある号や、目指している職種が取り上げられている号だけ購入すればよいと思います。

公務員試験勉強へのモチベーション維持にも

公務員試験受験ジャーナルは受験関係の情報や勉強のポイントなどを取り上げているのはもちろんなのですが、内定者の合格体験記や、現職の方のお話、また行政側からのPRなど、勉強面に限らず様々な情報が掲載されています。勉強の息抜きやモチベーションの維持といった観点からも良い情報誌であるといえます。

これからの刊行予定

平成29年度試験対応の公務員試験受験ジャーナル現在はVol.4まで発売されていますが、4月にはVol.5が、その後もVol.7まで発売される予定のようです。

論文試験対策が特集となる号や、人物試験・官庁訪問が特集になる号が予定されています。Vol.5については既に予約できるようです。 

公務員試験 受験ジャーナル Vol.5 29年度試験対応

公務員試験 受験ジャーナル Vol.5 29年度試験対応

 

平成29年度試験対応のバックナンバー 

公務員試験 受験ジャーナル Vol.1 29年度試験対応

公務員試験 受験ジャーナル Vol.1 29年度試験対応

 

◆特集1 ここを押さえる! 国家総合職・一般職・専門職
◆特集2 東京都・特別区 攻略のポイント

公務員試験 受験ジャーナル Vol.2 29年度試験対応

公務員試験 受験ジャーナル Vol.2 29年度試験対応

 

◆特集 地方上級[教養]最新過去問&解説
PART1:試験構成と学習法
PART2:対策と復元問題 

公務員試験 受験ジャーナル Vol.3 29年度試験対応

公務員試験 受験ジャーナル Vol.3 29年度試験対応

 

◆特集1 地方上級[専門]最新過去問&解説
◆特集2 お役立ち 全68自治体 試験情報

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『2018年度版 公務員試験 速攻の自然科学』むしろ自然科学が得意な人向け?

公務員試験 速攻の自然科学 2018年度

公務員試験 速攻の自然科学 2018年度

 

◇自然科学が苦手な人のための対策本です。このままでいけば「0点」の人が1点でも2点でも得点できるようにすることを狙いとします。

◇「得点しやすいテーマ ベスト10」を厳選し、正答のために必要最小限の要点をまとめたうえで、その知識を活用して解ける過去問とその解法を列挙します。

◇過去問は大卒程度、高卒程度にまたがって、ピックアップしています。

◇時事的なニュースが出題される問題もありますので、巻頭特集「旬の話題に要注意!」をまとめています。これは自然科学だけでなく「社会」の問題にも対応します。

2018年度版 公務員試験 速攻の自然科学 - 実務教育出版 

大前提として、知識科目は勉強したくない

komuin2016.hatenablog.com

こちらの別記事でも言及していますが、大前提としては自然科学のような知識科目を勉強することは、憲法民法、経済学などの専門科目と比べてコストパフォーマンスが悪いので避けたいところです。

ただし、現実問題として数的処理と文章理解・時事のみで合格に必要な点数が見込める受験生というのは多くなく、いずれかの科目については勉強しなければならない状態に置かれることが多いです。

時事的な要素を取り入れているのは好印象

公務員試験では時事的な要素から問題が作られることが多々あります。
例えば、近年でノーベル賞を取ったような研究分野があれば、その分野に関する問題が出題されることがあります。このように、時事的な要素のない分野と比べると、時事的な要素がある分野の出題の確率は多少上がっているのかなと感じるところがあります。

そうすると、時事的な要素を汲み取ってテーマを絞ってまとめているこの本は、その年の試験において出題されやすいと考えられるテーマを取り上げていることになるため、勉強する価値がある知識を身に着けやすい本になっていると感じます。

自然科学の対策としてこの本は使えるか?

しかし、いくら出題されることが見込めるといっても、自然科学の範囲は広く、また出題数も少ないため、この本を完璧にしたとしてもが運が悪ければ(取り上げられているテーマが出題されなければ)0点ということも十分ありえます。

そうすると、大前提に戻ってそもそも自然科学の勉強をすべきなのか?という話に戻ってしまいます。本自体は良い本であるように感じますが、自然科学に力を回すことに意味のある人というのはどこまでいるのだろうと疑問に思ったりもします。

むしろ自然科学が得意な人向けかもしれない

この本の紹介文では「自然科学が苦手な人のための対策本」とはなっているのですが、むしろある程度自然科学の科目の知識を有している人が、時事的な要素をとらえて更に得点確率を上昇させるための本として捉えたほうがよいかもしれません。

もちろん、苦手な人が使っても意味がないわけではないと思いますが、コスパの悪い知識科目ということもあり、苦手なのであればそもそも手を出さない(他の科目で得点することを狙う)という選択をする方が私は賢明だと思っています。

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『2018年度版 公務員試験 現職採点官が教える! 合格論文術』国家一般・東京都・地方上級の論述試験対策として

これも本屋さんで見つけました。いわゆる専門論文試験ではなく、政策論文や小論文のような形式の論述試験を対象にした本になります。

公務員試験 現職採点官が教える! 合格論文術 2018年度

公務員試験 現職採点官が教える! 合格論文術 2018年度

 

論文試験で何を書けばいいのか、どう書けば合格なのか、そんな受験生の悩みどころを解消する。採用試験の論文を評価してきた現職の採点官が書いたからこその信頼できる一冊。

2018年度版 公務員試験 現職採点官が教える! 合格論文術 - 実務教育出版

論述試験が苦手である、何を書いてよいかわからない人

この本は論述試験で何をどのように書けばよいのかを丁寧に教えてくれているので、論述試験が苦手である人に対してはよい処方箋になると思います。

ダメな答案、模範答案も掲載されているので、参考になる点も多いと思います。

論述試験に苦手意識のない人、小論文が得意な人

Chapter2、3あたりは読む必要がないとは思いますが、それ以外は読む価値があると思います。特にChapter5で公務員試験頻出のテーマについて簡潔に纏められており、事前知識を身につけることができます。

komuin2016.hatenablog.com

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『法を学ぶ人のための文章作法』法学部生・まだ時間のある公務員志望者にオススメ

本屋さんをブラブラしていて見つけた書籍なのですが、なかなか良さそうな本でした。

法を学ぶ人のための文章作法

法を学ぶ人のための文章作法

 

 書名に心惹かれて本書を手に取った皆さんは、法学部か、または法科大学院において法律学を学びつつ、勉強それ自体はおもしろいと感じながらも、文章を書くことには苦手意識をもっているのではないでしょうか。あるいは、法律学の授業で答案やレポートを書こうとして、どう書いてよいかわからないと途方に暮れたり、論述式の試験で良くない点をもらった理由がどうしてもつかめなかったり、という経験をしたのではありませんか。

 そうであるとすれば、この本を手にしたことは正解です。本書はまさにそういう人たちのために書かれた本だからです。

『法を学ぶ人のための文章作法』有斐閣 p1「本書の取扱説明書」から引用

法学部生には定期試験含め論述試験対策としてオススメ

法学部生でも論述の書き方が滅茶苦茶な人は結構います。
また、「けだし」や「~と解される」などの判例的な文法に影響されて、言葉だけは使ってみるんだけど使い方が滅茶苦茶な人もいます。

そんな法律の論述が苦手だという人に対しては素晴らしい処方箋になるかなと思います。私が今まで見てきた中ではここまで本格的に丁寧に書かれた本はありませんでした。法学部で定期試験の論述の書き方で悩んでいる方にもオススメできます。

基礎的な文章作法だけでなく、法に特化した部分での解説もしっかりとなされているので、かなり役に立ちそうです。

非法学部生でも公務員試験の論述試験対策としてオススメ

公務員試験でも一部の試験種では論述試験が課されています。そういう意味では、法学部生以外の公務員志望者についても時間があれば読んでみることをおすすめします。

法学の論述は小論文などとは違い、「法的三段論法」を用いた論述が要求されます。
もちろん、常に形にハメて解答せよということではないのですが、身につけているのといないのとでは答案の読みやすさに大きな差が出ます。

せっかく覚えたことを無駄にしないためにも、まだ公務員試験本番まで時間がある人はこの本を読んで論述の形を身に付けることをオススメしておきます。

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